弥勒寺の歴史

天文七年(1538年)開山

 

後花園天皇永享四年(1432年)の戦国時代 将軍足利義政の命により、当麻為定(葛城地方の名族)が高田城主となり土庫に出城を築き、二男為重を城主とし、百七十年間繁栄した。

 

その後、当麻氏一族の祈願寺として天文七年 弥勒寺が建立されたと伝えられている。

 

以前は現在の位置より東北7〜800mの広大な地に伽藍建立されていたが、徳川中期以後現在地に移転されたと伝えられている。

 

境内には大峯山上(天明五年 1785年)大神宮の石灯籠(寛政五年 1793年)をはじめ、役の行者石像(安政四年 1857年)
百度石(文久三年 1863年)などがあり、石塔群地輪部には「善 阿弥陀仏 延徳二年九月十三日」と(1490)年に刻まれている。

 

 


(お百度石)

 


(役の行者石像)

 

 

 

長年本堂が傾き倒壊の恐れがあったが
平成22年3月に本尊弥勒如来が奈良県の有形文化財に指定され

 

「奈良県」及び「高田市」「財団大和文化財保存会」「東京文化財保護芸術研究助成財団」等の補助を受け平成24年8月に本堂が修復となり、再び美しい姿に蘇る。